工学同窓会 会長 市橋 保之
YASUYUKI ICHIHASHI
平成17年 千葉大学工学部電子機械工学科卒業
平成19年 千葉大学大学院自然科学研究科電子情報システム専攻 博士前期課程修了
平成22年 千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻 博士後期課程修了
このたび工学同窓会会長を拝命いたしました市橋と申します。会長選出は各部会からの輪番制になっており、昭和43年11月3日の本会発足以来、私で歴代28代目になると聞いております。千葉大学工学部を卒業して20年、博士課程を卒業して15年後での会長拝命となりましたため若輩であると同時に恐縮さも覚えますが、工学同窓会50有余年の歴史の重みを感じるとともに、さまざまな課題に取り組んでいく緊張感を覚えます。一方業務引継ぎ等で、学生時代に教わった懐かしい先生のお名前やお写真を目にすることもあり、緊張の中にも癒される瞬間があり、楽しく取り組んでいきたいと思っております。
私個人と大学との関係になりますが、経歴にも書かせて頂いた通り卒業後に研究機関に採用されることとなり、また研究テーマも大学在籍時とそれほど変わらない内容(ホログラム・立体映像技術関係)であったため、卒業した研究室を中心に共同研究などの交流を通じて卒業後も頻繁にお世話になっておりました。また最初は情報画像工学科、その後は電気電子の学科、コースの方で学部2年生向けに非常勤講師として微分方程式などの講義を担当しておりました。こちらは通算で10年ほど携わらせて頂いており現在も続けております。コロナ禍以前は対面で工学部棟や総合校舎の教室で講義をさせて頂いてました。コロナ禍に入ったときは流石に私自身も面食らったと言いましょうか、東京の職場にすら出勤できない状況で講義などできるのなのかと不安に思いました。大学の方で導入しているMoodleと呼ばれるオンラインの教育システムなどを利用することを求められましたが、当初は例に洩れずその活用に大変苦戦し、一部の学生からは授業内容について不満のメッセージを貰うこともありました。その後慣れないシステムに苦労しましたが、オンデマンド向けの資料を作ると共に、感染対策などかなり気を使いながら対面授業を実施してきました。現在は大学の方で対面を中心とした講義の実施方針となっていますが、オンデマンド向けに説明資料を充実させてきた甲斐もあり、対面で聞いていても理解できなかったところ、聞き逃したところをビデオで繰り返し確認できるのは有難いという声を学生からも聞いております。私が現役の頃にこういうシステムは無かったと記憶しているのですが(記憶違いでしたらすみません)、もしこういうシステムがあればもっと成績が良かったかも知れないなと妄想をしつつ、教鞭をふるってきたところでした。
工学同窓会の現状については私自身もまだ勉強をしているところですが、昨年の年会費の値上げに続き、本年の総会では入会金の値上げについてご承認を頂きました。私もすべてを承知しているわけではありませんが、似たような組織においても会費等の値上げは行われているところもあり、そうした中において工学同窓会は値上げしてもまだ良心的な価格であるという話も聞きますが、一方で世間一般では米騒動に始まり昨今の物価高の影響や、大学に関しては入学金や授業料の値上げなどもあるところ、入学者に対して支払いをお願いしている入会金の値上げについては様々なご意見があるところかと思います。大学を卒業し工学同窓会に既に関わられている皆さまに対して、またこれから大学生活をはじめ卒業後に工学同窓会に関わられる皆さまに対して、工学同窓会の存在意義をご理解賜れますようより一層の努力に励みたいと思います。
最後になりますが、工学部100周年記念事業のうち、本同窓会は年史の発行を担当していると聞いておりますので、こちらについても早く皆さまにお届けできるよう関係者の皆さまのご協力を賜りながら進めて参りたいと思っています。会員の皆さまには、これまでも、これからもご支援・ご協力を頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
2005年3月 千葉大学工学部電子機械工学科卒業
2007年3月 千葉大学大学院自然科学研究科電子情報システム専攻 博士前期課程修了
2010年3月 千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻 博士後期課程修了
2010年4月 日本学術振興会特別研究員(PD)採用
2010年7月 独立行政法人情報通信研究機構 研究員採用
2015年2月 内閣府総合科学技術・イノベーション会議へ出向(2016年3月まで)
2021年4月 千葉大学大学院工学研究院 客員准教授(現在まで継続中)
現 在 国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所 電磁波先進研究センター デジタル光学基盤研究室 研究マネージャー